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ノルアドレナリン~不安や恐怖を引き起こす神経伝達物質

ノルアドレナリンは興奮性の神経伝達物質で不安や恐怖を引き起こすものです。


ストレスと非常に密接な関係があり、ストレスを受けると脳はノルアドレナリンの分泌を増やして恐怖や不安に対応できるように心と体を整えてくれる作用があります。


ノルアドレナリンの分泌されたときの体にあらわれる症状としては


・心拍数があがり、血圧が上昇する
・瞳孔が拡大する
・痛みを感じにくくなる鎮痛効果
・脳の活動や集中力がアップ


ようするに目の前の危機に対するために心と体を臨戦態勢に整える作用があるということです。


ただ、ノルアドレナリンの分泌は短期間のストレスに対してはプラスに働くものの継続的なストレスや長期にわたるストレスにさらされるとノルアドレナリンが常に放出している状態になってしまうので生成が追い付かなくなり、逆に減少してうつ病や不安障害、自律神経失調症などの問題を引き起こしてしまうことがあります。


ちなみにパニック障害というのは、このノルアドレナリンが過剰に分泌されて脳と体が反応してしまうもので、動機や息切れ、めまいなどの発作に襲われる精神疾患のことです。


ノルアドレナリンとアドレナリンとの関係


「興奮を促進ものにアドレナリンってなかった?」というあなた!鋭いです。


アドレナリンもノルアドレナリンと同じく、興奮性の神経伝達物質でその作用もノルアドレナリンと同様に危機に対して心と身体(主に身体)を臨戦態勢に整えてくれる作用があります。


では、ノルアドレナリンとアドレナリンはどう違うのか?というと作用は2つともほとんど同じなんですが、ノルアドレナリンが主に神経伝達物質として作用するのに対して、アドレナリンは主にホルモンとして強いストレスを受けると血液中に分泌され、筋肉や内臓にたいして作用してくれる違いがあります。


要チェックノルアドレナリン・・・思考や意識を活性化する
要チェックアドレナリン・・・筋肉や各臓器に対して興奮系のシグナルを送って備える


というのがわかりやすい違いかな?と思います。


スポーツやっている方、特に格闘技をやっている方は身をもって体験していると思いますが、競技中に打撲や打ち身など負傷したものの、それほどの痛みではなく、そのまま競技は続行したけれど、競技が終わった後、立てなくなるほどの痛みに変わったということがあると思います。


似たような例で、試合後に試合中に骨折していたなんてことが判明することがあります。


これなんかはまさにアドレナリンのひとつの効果である鎮痛作用が働いていたため競技中は痛みに鈍くなっていたけれど、競技後、アドレナリンが減少して鎮痛作用が和らいで事の重大さに気づくといういい例だと思います。