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脳の構造と働きについて<簡略版>

人間を人間たらしめている器官が「脳」です。脳に障害が発生すれば人間としての身体活動はもちろん知的活動や精神活動にも多大な影響を及ぼしてしまいます。


そんな「脳」の機能や働きについてこのページでは紹介していきます。


<脳のパーツ分け>


【大脳(大脳皮質)】
すべての動物のなかで最も人間的な器官であり、人間の知的活動、精神活動に最も重要な 思考、知覚、記憶、言語、運動などの働きや機能を司っています。


【脳幹】
脳幹には12対の脳神経が出入りしていることもあって呼吸、血液循環、体温調節、代謝など 脳への情報や脳からの指示すべてが必ず通る生命活動維持のための基本的な機能を司る命の 幹線道路です。(嗅覚以外の感覚情報の中継地点になります。)


【小脳】
中脳から届く内耳の平衡器官や聴覚、視覚情報、脊髄からの信号を受け取り、姿勢や筋肉の バランスを保ち、体の運動が正確に行われるように調整します。大脳からの指令通りに体が動いているかをチェックするなどフィードバックの中継ぎ役も務めます。


<脳の主な働き>


【感情表現とそのコントロール】
喜怒哀楽、満足感や快感など感情のバランスをコントロールしているのも脳の働きのひとつです。


【記憶】
「頭がいい=記憶力がいい」と考える人も多いと思います。物事を覚えて保管して必要であれば思い出すプロセスとそのメカニズムを脳が支配しています。


【五感】
目・耳・鼻・口・皮膚などの5つの感覚受容器が外部から刺激を受け取ると感覚神経を経由して 大脳皮質のそれぞれの感覚野(視覚野・頂角野・嗅覚野・味覚野・体性感覚野)に伝達されてそれが個別に処理されることで五感として反応・認識されます。


【話す・聞く・読む・書く】
言語を理解し、意味をもたせ、思考から言語を紡ぎだすといった活動は人間特有のものです。言語機能は言葉を発する機能と言語を理解する機能に分担されていて、この2つが連携することで言葉を使ったコミュニケーションを可能にしています。


【体を動かす】
日常の動作やスポーツに必要な筋肉の動きやバランスを調整します。繰り返し練習することで、できなかったことができるようになったり、意識しなくてもできるようになるのは小脳に運動パターンの記憶が蓄積されるためです。


【生命活動維持】
呼吸、血流、消化、睡眠、体温調節、など生きていくための生理機能を24時間フル活動させてコントロールしています。