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GABA(ギャバ)~興奮や緊張、不安を鎮める神経伝達物質

GABA(ギャバ)の正式名称はγ-アミノ酪酸といい、 γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)の頭文字をとった略称が「GABA(ギャバ)」ということでこちらの略称のほうが一般的に知られています。


最近の健康ブームのなか発芽玄米が注目された際に一緒に注目された成分で、神経を働きを鎮静化させる作用があり、興奮や緊張、そして不安を鎮める作用がある神経伝達物質です。


グルタミン酸から生成されるアミノ酸の一種であり、グルタミン酸が興奮性の神経伝達物質ということを考えるとグルタミン酸が「アクセル」、GABA(ギャバ)が「ブレーキ」になって脳内のバランスを保っているわけです。


そのため、脳内のGABA(ギャバ)が不足すると興奮系の神経伝達物質が過剰になってしまうためにイライラや興奮が増し、落ち着かなくなるといわれます。


これらのことからGABA(ギャバ)は不安障害や睡眠障害、うつ病や統合失調症などの多くの精神疾患に影響を及ぼしていると考えられており、実際に睡眠薬や抗不安薬の多くもGABA(ギャバ)の働きを促進するものが主流になっています。


発芽玄米がブームになったのはこうしたGABA(ギャバ)のストレスの軽減効果や興奮した神経を落ち着かせる働きが注目されたからなんですね。


普通に生活していればGABA(ギャバ)は体内で作り出される量で十分なんですが、継続的なストレスにさらされるとGABA(ギャバ)の量そのものが少なくなってしまう傾向があります。


そのためストレスまみれの現代社会ではストレスを和らげるために体内のGABA(ギャバ)が使われてしまって慢性的に不足状態になっており、常にイライラ、ピリピリしている人がこんなにも多くなってしまったということもできるんですね。


最近イライラしたり、気持ちに余裕がないという人はGABA(ギャバ)が足りてないのかもしれません。


<GABA(ギャバ)を多く含む食品>
チョコレート 発芽玄米 ブロッコリーの新芽(スプラウト)


最近までGABA(ギャバ)は睡眠中に合成されるものであり、食べ物から摂取しても脳内へ届かないといわれていたんですが、研究がすすみ、食べ物から摂取したギャバも脳へ届くことが判明しています。


また、GABA(ギャバ)にはストレスや興奮、緊張や不安を抑制してくれるだけでなく、


・血圧を下げる
・中性脂肪を抑える
・肝臓・腎臓のはたらきを高める


といった効果も期待できることから生活習慣が気になる中高年の方にとっては大事な成分になると思います。