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ドーパミン~快楽と喜び、やる気を引き起こす神経伝達物質

ドーパミンは快楽物質であり、神経を興奮させて快感と陶酔感を与えてくれるものです。


ロッキーのテーマ曲を聴くと気持ちが前向きになり、気分が高揚してきますが、あの感覚がまさにドーパミンがドクドクと分泌されている状態です。


他にも思いがけず万馬券が当たったときや褒められてうれしいといった快感や幸福を感じるときというのはドーパミンが分泌されていることによる結果です。


「うれしい」「幸せだなー」という快楽に関係しているほかには意欲や動機づけにも関係していて旅行の計画を立てたり、新しい挑戦にわくわくするのもドーパミンの分泌によるものです。


楽しいことを繰り返し行いたくなるのは、ドーパミンの報酬とその作用によるもので、ある行為や行動でドーパミンが放出されて快楽を感じると、脳がそれを学習して再びその行為や行動をしたくなるわけです。


脳にとってドーパミンはこのうえない快楽をもたらすものであり、そのためさらに大きな快楽を得ようとして努力しようとします。ゲームに熱中になったり、AKB48に熱中になったり、ギターに熱中するなど「何かにハマる」という行為はまさにドーパミンのの報酬とその作用の典型的な例です。


ドーパミンは欲求を感じたときやその欲求を満たしたときにより活性化されます。


欲求を感じ、それを満たし、目標を達成することでドーパミンによる「快楽」を得て、 さらに大きな快楽を得るために新たな意欲が生まれるというサイクルを通して、人間は文明や道具を発展・発明させてきました。


人間の行動原理というのはドーパミンによる「快楽」を得るためといっても過言ではありません。


その人にとってプラスになる方向でドーパミンの報酬とその作用が働けばいいのですが、悪い方向に働いてしまうとこれはもう大変です。悪い例の典型はご存じのように麻薬や覚せい剤、そしてギャンブルがあります。


パチンコ依存症やギャンブル依存症というのも大当たりしたときのドーパミンの快楽が忘れられず、それを求めて毎日パチンコ屋や競馬場に足を運んでしまうというのがそもそもの原因です。


麻薬や覚せい剤にいたっては、その構造がドーパミンと似ているため、ドーパミンと同様の作用を脳に与えることができ、それが快楽をもたらします。そしてドーパミンをもっと放出させたいと脳が欲するために依存症へとなっていくわけです。


他の神経伝達物質と違い、ドーパミンに対しては抑制機能が働きません。人間の欲望が尽きないのも、依存症になって明らかに体に害がでているのにやめられないのも、抑制の効かないドーパミンの影響なんですね。


なお、ドーパミンの過剰放出は統合失調症(精神分裂症)や不安症につながりますし、放出不足はパーキンソン病やうつ病につながるといわれています。